└意識調査(女性編)
2006年05月05日
若い女性、理想の顔は?――「童顔」「大きな口」、「かわいい」志向を反映
このほど掲載された日本経済新聞の記事によると、若い女性は化粧において「かわいさ」を求める傾向が強く、それは周囲に自分を受け入れてほしいという願望の表れではないかとのことです。以下、掲載記事より。
若い女性の「理想の顔」は中年女性と比べて童顔志向が強く、小さな口よりも大きな口を求めていることが、カネボウ化粧品(東京)の美容研究所が二十代から四十代を対象にした意識調査から分かった。 調査は昨秋、東京と大阪の約二百六十人に聞き取り形式で実施。顔全体の印象や目、鼻などの形、配置について「現実の姿」と「理想の姿」を選択肢の中から選んでもらい、「ヤング」(二十―三十四歳)「アダルト」(三十五―四十九歳)に二分して分析した。
集計によると「理想の口元」として、ヤングは「大きい口」が二六%と「小さい口」一二%を上回ったのに対し、アダルトはそれぞれ一二%、二一%と逆の結果になった。「厚い唇」もヤング二九%、アダルト一六%で、伝統的な日本美人のおちょぼ口は若い層で旗色が悪かった。
顔のタイプは、両層ともに、それぞれのパーツがバランスよく配置された「標準」タイプが最多だったが、ヤングではパーツが下に集まりおでこが広い「童顔」タイプも支持を集めた。
パーツ別では、大きい目や二重まぶた、高い鼻が相変わらずの人気だが、まゆの形は日本人に少ない「アーチ形」が好まれ、ひところの「細まゆ」人気は影を潜めた。 同研究所マネージャーの野々村栄さんは「若い世代の、童顔や厚い唇、曲線的なまゆへの志向は、『かわいい』がキーワードになっている現代の世相を反映している」と分析している。
村沢博人・大阪樟蔭女子大教授(化粧文化論)の話 童顔で「かわいさ」を求めるのは、周囲に自分を受け入れてほしいという願望の表れ。個性の時代といわれる割には、自己主張したがらない若者像がうかがえる。
(出所:2006/05/02, 日本経済新聞 夕刊)
化粧は個性の主張の手段ではありますが、実際はその時々の流行という大きなトレンドに沿った中で、自分なりの個性を演出していくのが普通な気がします。童顔で「かわいい」顔のメイクと一言で言っても、きっと個人個人の好みの差があるはずですので、いろいろと試してみるのもいいかもしれません。
関連Blog: Elastic
若い女性の「理想の顔」は中年女性と比べて童顔志向が強く、小さな口よりも大きな口を求めていることが、カネボウ化粧品(東京)の美容研究所が二十代から四十代を対象にした意識調査から分かった。 調査は昨秋、東京と大阪の約二百六十人に聞き取り形式で実施。顔全体の印象や目、鼻などの形、配置について「現実の姿」と「理想の姿」を選択肢の中から選んでもらい、「ヤング」(二十―三十四歳)「アダルト」(三十五―四十九歳)に二分して分析した。
集計によると「理想の口元」として、ヤングは「大きい口」が二六%と「小さい口」一二%を上回ったのに対し、アダルトはそれぞれ一二%、二一%と逆の結果になった。「厚い唇」もヤング二九%、アダルト一六%で、伝統的な日本美人のおちょぼ口は若い層で旗色が悪かった。
顔のタイプは、両層ともに、それぞれのパーツがバランスよく配置された「標準」タイプが最多だったが、ヤングではパーツが下に集まりおでこが広い「童顔」タイプも支持を集めた。
パーツ別では、大きい目や二重まぶた、高い鼻が相変わらずの人気だが、まゆの形は日本人に少ない「アーチ形」が好まれ、ひところの「細まゆ」人気は影を潜めた。 同研究所マネージャーの野々村栄さんは「若い世代の、童顔や厚い唇、曲線的なまゆへの志向は、『かわいい』がキーワードになっている現代の世相を反映している」と分析している。
村沢博人・大阪樟蔭女子大教授(化粧文化論)の話 童顔で「かわいさ」を求めるのは、周囲に自分を受け入れてほしいという願望の表れ。個性の時代といわれる割には、自己主張したがらない若者像がうかがえる。
(出所:2006/05/02, 日本経済新聞 夕刊)
化粧は個性の主張の手段ではありますが、実際はその時々の流行という大きなトレンドに沿った中で、自分なりの個性を演出していくのが普通な気がします。童顔で「かわいい」顔のメイクと一言で言っても、きっと個人個人の好みの差があるはずですので、いろいろと試してみるのもいいかもしれません。
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