2006年08月08日

アモーレパシフィック アモーレギャラリーの効用

アモーレパシフィック 韓国百貨店での展開(後編) で、少しふれましたが、同社はソウルのアックジョンドンに、アモーレギャラリーという路面店を運営しています。高級アパートメントが集まり、百貨店や高級ブランドの路面店が立ち並ぶこの地区には、他にもMACMAKE UP FOREVERfreshVIDIVICI by leekyungminなどの化粧品ブランドも路面店を出しています。ただ、高級ブティック街とは言っても、例えば東京の代官山や表参道に比べれば、街全体はさほどきれいなわけではなく、普通の街並みの中にブティックやレストラン、カフェが点在しているような感じです。(質屋も多く目につきます)

アモーレパシフィックそのアックジョンドンのロデオコリ通りにアモーレギャラリーはあります。地下1階、地上3階建て、正面がガラス張りになっており明るい光の差し込む建物です。中へ入ると、1階にはアモーレパシフィックの商品が丁寧にディスプレイされています。スタッフの方が挨拶をして迎えてくれますが、基本的にその場で商品を買わせようとする雰囲気はなく、質問をすれば英語で説明を受けながら、気軽に商品をひとつひとつ試していくことができます。ただ、今は「AMORE PACIFIC」ブランドのスキンケア商品の陳列が中心で「雪花秀」などはありません。

2階へ上がると、メイクアップブースが3、4つ設置されており、ブースでは「HERA」のメイクアップ商品が使われています。ここでは、独自のプログラムに基づくメイクアップアーティストのカウンセリングとともに、顧客の肌と好みに合わせたカスタムブレンドの化粧品を提供するサービスを行っており、芸能人ご用達も多く、BOAなどセレブのカスタムブレンド商品が飾ってあります。「HERA」は百貨店で販売していますが、カスタムブレンドのサービスが受けられるのは、このアモーレギャラリーでのみとなっているとのこと。

アモーレパシフィック3階は、多目的スペースになっており、メイクアップスクールなどが開催されています。また、地下一階はエステになっており、同社の商品と韓国の伝統的な施術によるエステを受けられるようになっています。

店内は落ち着いた高級感のあるVMDで統一されていますが、スタッフの方々は皆、対応が非常に親切で、威圧的な印象は全くありません。基本的にこのエリアのアッパークラスの住民がメイン顧客かと思われますが、ブランドの発信基地としては、とてもよい効用を発していると言えます。

※関連記事
・「アモーレパシフィック ソウルの百貨店での展開(後編)」
・「アモーレパシフィック ソウルの百貨店での展開(前編)」
・「アモーレパシフィック 漢方美容研究を産学共同で推進」
・「韓国化粧品市場規模と アモーレパシフィックの成長戦略」
・「韓国化粧品最大手 アモーレパシフィックが日本上陸」


化粧品業界

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この記事へのコメント

1. Posted by 韓国コスメ通   2006年08月18日 09:17
5 チョンダンには多くの美容院やエステがありますね。私はアモーレじゃなくて、LG化粧品の韓方化粧品 后(フー)のスパ・パレスで350000ウォンのエステを受けましたが、うっとりする時間でした^^。
2. Posted by Storyteller   2006年08月20日 10:40
5 それはいい体験をされましたね。后(フー)のスパ・パレスは知りませんでしたが、ネットで見るととても高級な感じですね。

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