2006年02月01日

花王・カネボウ連合正式始動

このBlogでもシリーズで取り上げている花王・カネボウ統合ですが、花王は1月31日付で産業再生機構から、カネボウ化粧品を正式に買収、カネボウ化粧品の会長には同日、花王の高山外志夫取締役が兼務の形で就任しました。

ビル03 両社首脳は会見し、物流生産・調達、研究・開発、海外戦略、マーケティングなど8分野で化粧品事業の相乗効果創出に向け検討する組織を2月に共同で設置すると発表。資生堂とコーセーが対抗策を打ち出すなか「グループとして総合力を高める」(尾崎元規・花王社長)方針です。

また、花王は同日付で高山氏ら常勤取締役3人と、非常勤取締役4人をカネボウ化粧品に派遣しました。これによりカネボウ化粧品取締役13人中7人を花王出身者が占めることになります。

都内での会見では、新会長に就任した高山外志夫氏が「中国など海外事業を強化する」とコメント。同席した花王の尾崎元規社長は、連結決算での24期連続の経常増益が06年3月期で途切れる点について「化粧品事業に注力して、2〜3年以内には増益に転ずる」と述べました。

(出所:NIKKEI NET、livedoor NEWS)

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花王、カネボウ化粧品買収で相乗効果創出へ検討組織/なんでも よろず研究所

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1. Posted by なんでもよろず研究所   2006年02月10日 07:44
花王は1月31日付で産業再生機構からカネボウ化粧品を買収した。カネボウ化粧品の会長には同日、花王の高山外志夫取締役が兼務の形で就任した。両社首脳は会見し、物流など8分野で化粧品事業の相乗効果創出に向け検討する組織を2月に共同で設置すると発表した。

 花王は同日付で高山氏ら常勤取締役3人と、非常勤取締役4人をカネボウ化粧品に派遣した。カネボウ化粧品取締役13人中7人を花王出身者が占める。

 両社は生産・調達、研究・開発、海外戦略、マーケティングなど8分野にわたる「シナジー委員会」を設置する。花王の尾崎元規社長を委員長に14―15人で発足。相乗効果が見込まれる分野については順次「行動計画を作成し、実行していく」(高山会長)予定。

 カネボウ化粧品は同日、会長が兼務していたCEO(最高経営責任者)職と、社長が兼務していたCOO(最高執行責任者)職を廃止した。

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