2006年01月12日

ランコムの躍進 序章

百貨店に入ると、1階の売場でまず目に飛び込んでくるのがシャネルや、ディオールエスティローダーなど外資系高級ブランドのカウンターが並ぶ、きらびやかでゴージャスな雰囲気の化粧品売場です。

かつては、資生堂など国内メーカーの独壇場だった百貨店の化粧品売場ですが、今や外資系高級ブランドがしのぎを削る戦場となっています。90年代までは、エスティローダーやクリニークオリジンズなどを擁するエスティローダー・グループが、外資系高級ブランドの草分けとして、君臨していましたが、2000年あたりからランコムヘレナ・ルビンスタインビオテルムなどを展開する仏ロレアルグループが勢力を拡大してきました。その牽引役を果たしたブランドがランコムです。

2002年度の百貨店化粧品市場のシェアを見ると、全店トータルの売上高では1位が資生堂、2位がシャネル、3位カネボウと続きます。ランコムは1996年に10位でしたが、2002年は6位まで浮上しています。

◇全国百貨店化粧品売場における各ブランド総売上推移
ランコムEx1

一方、取扱店1店舗当たりの売上高でみると、ランコムは、97年から順調に売上高を伸ばし、2000年には長年トップに君臨してきたクリニークを追い抜きトップに躍り出ました。

◇全国百貨店化粧品売場における各ブランド一店当たりの売上推移
ランコムEx2

(データ出所:国際商業)

この頃になると、ランコムは最も稼ぐブランドとして百貨店から高い評価を得るようになります。化粧品フロアでもランコムの売場は一際にぎわいを見せ、消費者はランコムというブランドの響きに好感と憧れを抱いていました。では、なぜランコムはこれほどまでに売上を伸ばすことができたのでしょうか。このシリーズでは、当時の市場の状況を振り返りながら見ていきたいと思います。

化粧品業界


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